オールコンプレックス

小説とか書きます。Twitter@oomorimori_

フィクション8

1月7日

元旦は茨城の実家に帰省した。なんの仕事をしてるのなどと返答のしずらい質問が飛んできたらバイトを転々としてるなど適当な回答をする。誤魔化すのは疲れる。親戚の集まりが昔から嫌いだ。ド田舎茨城、昔からあそこが好きじゃなかった。何も無い空っぽな場所に住んでいる人間の性質には息苦しさを覚えて何処かへ逃げ出したくなる。干渉が面倒だ。だから私は東京に逃げてきたんだ。ここは息がしやすい。皆自分の生活にしか興味が無いし土足で踏み込むような関わり方をしてこない。一定の距離感をわかってる。

 

「しおりちゃんいい匂いする〜」

「あはは、そうですか?」

今日の会合相手(援交相手)は28歳銀行員男性。ちょっとノリがきもいけど顔がそこそこイケメンだから良かった。性格のせいで彼女ができないタイプなんだろうなぁ。可哀想に。私が忘れた温もりをあげるよ。(笑)彼女はいないといいつつもしかしたら浮気なのかもしれないけど。もう会うことのない男の彼女さんを裏切ったところで私には関係の無い話だ。結局他人の心情なんてどうでもいい。私の寂しさと性欲とお財布さえ満たされれば問題ないんだから。夕飯をご馳走してもらい、ちょっとフラフラして、ラブホテルに入って、いつも通りセックス。なんでだろう。今日はなんだか足りない。いや、最近この感じが多い。正体の知れない鬱屈とした感情におやすみするため男がシャワーを浴びている内にいつもの薬を精子のあとにごっくん。明日になればこの感情とちょっと残念なイケメンくんとも、バイバイだ。