オールコンプレックス

小説とか書きます。Twitter@oomorimori_

フィクション4

12月4日

今日は塾講師と出会う。シャンプーの香りをイメージした香水を軽く吹きかける。やり過ぎないふわふわ髪。ナチュラルメイク。派手でない可愛らしいネイル。万全の状態で今夜も渋谷へ向かう。

「りょうたさんですか?」

「あ、しおりさん、ですよね。こんばんは」

幸薄顔に細身なスタイル。縁の黒いメガネ。この時点で結構タイプだった。彼、塾講師のりょうたさんとは、話が弾んだ。性根の暗さが同じような気がして、安心して話せた。適当なファミレスで食事して、ホテルに向かった。

「しおりさん頻繁に出合い系使って援助交際みたいなことしてます?」

ベッドに座るとりょうたさんは突然聞いてきた

「え、はい、してます」

思わず超正直に答えた。でもまぁそういう掲示板で出会ってるし今更嘘を考えることもない。

「なんで続けるんですか?」

「なんで…」

息が詰まった。セックスが好きだから?お金が欲しいから?出会いに高揚するから?でも、それより何より私は

「寂しいから、ですかね…」

これに尽きた。

「やっぱそうですか。しおりさんそんな感じしますもん。ただのビッチとも思えないし、お金が欲しいだけにも見えない。」

まぁ、ただのビッチなんですけどね。働くのめんどくさくてこうしてお金稼いでるビッチですよ。私は。

「そんな綺麗な人間じゃないですよ…えへへ」

「可愛いですね」

「あ、ありがとうございます。照れるなぁ突然そんなこと言うから〜笑」

うん、私可愛いでしょ。人並みよりいいでしょ。そういう言葉大好きだよ。もっと言ってくれてもいいよ。自分の価値を認められるの大好き。私自分が大好きなんだもんきっと。

 

りょうたさんのアレはおっきかった。おっきいアレをイラマチオして苦しくなってたら可愛いって言われた。セックスしてる時、男の人はいつもより可愛いと思ってくれるんだろう。だから私は誰とでもセックスしたい。安売りだろうがなんだろうが構わない。男の人に価値を認めてもらえることほどいいものってない。それにセックスは楽しい。これがあれば生きていける。私がそこそこ可愛い女で良かった。ふと、ほのかちゃんを思い出して、やっぱ男のがいいなぁなんて思った。